■材質:緑檀 ■寸法(約):高さ80×幅29×奥行14cm、重さ14.5kg ■お届けは受注から約2ヵ月後。
■発送手数料は商品一点につき1,620円(税込)をお申し受けます。
「仏像」商品一覧にもどる李建敏 緑檀一本彫『満福布袋』 ■松が生い茂る山道を行く布袋様。
その笑顔は見ているだけで私たちに明るい気持ちを起こさせてくださいます。
布袋様は七福神の一神。
その中で唯一、実在した「契此(かいし)」という禅僧が神格化した姿といわれています。
その由来は、いつも大きな布袋をいでいた姿から「布袋和尚」と呼ばれていたため。
また、吉祥の兆しを予知したことから、の化身として人々に愛されてきました。
■満面の笑みを見ているだけでもうれしい気分になる本作『満福布袋(まんぷくほてい)』。
その表情は「人々が幸せになることこそ私の幸せなのです」と微笑みかけているようです。
さらに吉祥尽くしの持物が私たちの幸福を祈念。
右肩に背負った杖の先には大きな袋がぶらさがっており、その中には多くの人に分け与える幸せが詰まっています。
左手で大事に抱えている特大の桃は、中国において神様や仙人に力を与えるといわれる伝説の果実で不老長寿の象徴とみなされてきました。
首にはいかにも招福の神様らしい「福」の文字が入った首飾り。
腰に提げている瓢箪(ひょうたん)はあらゆる邪を吸い込み、その中で浄化することから、除災のお守りや魔除(まよ)けとして珍重されてきました。
極めつきは溢れるほどの金銀財宝が詰まった壺。
富貴を願うこの持物が最高の金運と幸福をもたらすことでしょう。
■山道に生い茂る松は、古来、百木の長と呼ばれ、いつまでも変わらぬ緑から長寿木として尊ばれてきました。
また、慶事を表す言葉として知られる「松竹梅」の中でも、最上級のご利益を表すことで有名。
正月を迎える頃になると門松を飾る風習があります。
これは、各家に招福をもたらすためにやってくる来訪神(らいほうじん)をお迎えするための目印として置くといわれています。
■作者は、中国木彫界の俊英・李建敏(りけんびん)氏。
国内外で数々の受賞歴を誇り、20歳の若さにして工芸美術師の栄誉称号を与えられた名匠です。
その独特の造形は、各方面から高い評価を獲得。
総手彫りした本作においても匠の技がいかんなく発揮されています。
満面の笑みや、思わず触りたくなる太鼓腹は同氏がこの神像に込めた招福祈願の表れです。
■本作には高級木「緑檀」を使用。
この銘木の成長は非常に遅く、樹高は約3m、直径30cmにしか育たないため、たいへん稀少な素材です。
全高80cmにもおよぶ本作ほどの大きさになると、素材を入手するだけでもたいへん困難。
本来なら2本以上の木を組み合わせた「寄木造(よせぎづく)り」と呼ばれる手法で制作されることが一般的ですが、本作は贅沢にも緑檀の大木を丸ごと使って彫り上げた「一本彫り」です。
■見ているだけで幸せな気分が湧き起こる特大の布袋様。
身近にお祀りいただけば、毎日を元気いっぱいの笑顔で過ごすことができることでしょう。
金運招来、家運隆盛を祈念する本作をこの好機にご愛蔵頂き、末長くお祀りください。